昨日、
Tさんという利用者さんをみんなで見送りました。

Tさんは過去に色々あり、
ご家族には出席を拒まれました。
もちろん、
私たち介護職や事業所も多大な迷惑をこうむりました。(笑)

でもそれと、そのTさんが孤独に誰にも見送られず、生まれてきたことや生きてきたことの総括をされずに旅立つこととは次元が違います。

私たちとTさんの間に横たわっていた事象を超えた意味は何だったのか?
そんなことが昨日は問われた気がしました。

誰もが生まれてきたことに歓迎され、
生きていることを喜ばれ、
亡くなるときには悲しまれる、
そこにその人が生きてきた証と、存在価値があります。

現在、
Tさんのような日本の高齢者の独居者数は「592万人」です。
2040年には孤独死が20万人に達するという予想があります。

私たちはTさんの葬儀を主宰しながら、
誰をも「孤立死」で送らないようにしていくこと、
介護職が最期を看取る「公共的使命」を改めて感じました。

ホッとスペース中原には
すでに数名の方が葬儀の希望を予約しています。

ホッとスペース中原は、
看取りをはじめ、希望者には葬儀の執行や墓地の提供(共同墓地)をする
総合的な看取りケアをこれからもやっていきます。